こんにちは!
日々患者さんと向き合っている現役薬剤師のたくみです!(^o^)/
病院で丸6年勤務し、現在は保険調剤薬局で働いています。
このブログではそんな現役薬剤師たくみが薬学生や薬学部を目指す中高生に向けて有益な情報を発信しています!
私が一体どんな薬剤師なのか知りたい方はこちらの詳しいプロフィールを覗いてみて下さいね♪
さて、ここからは本題に移っていきましょう!
4月からはいよいよ大学6年生!!
薬剤師国家試験に向けてラストスパートかけていこう!
これまでの5年間は本当に大変だったにゃ(>_<)
国家試験合格できるか不安でいっぱいにゃ~!
何から手をつければいいのか分からないにゃ(+_+)
勉強方法教えてほしいにゃ~!!
いよいよ大学6年生になったみなさんには最後にして最大の難関である卒業試験と薬剤師国家試験が待ち受けています!
薬剤師国家試験は人生がかかった大きな試練ですから、試験本番を前に不安でいっぱいの薬学部生も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、今まで大学の定期試験以外で国家試験の対策あまりしてこなかった薬剤師国家試験の受験生に向けて、ゼロから薬剤師国家試験に合格するための勉強法について「前半スケジュール編」と題してご紹介していきます!
ゼロから合格を勝ち取るためのスケジュールは?
筆者の体験談をもとにゼロから合格を勝ち取るためのスケジュール例をまとめていきます!
この記事では4月~9月までの前半スケジュールをご紹介します。
4月~6月(夏休み前まで)の勉強法
まずは「4月~夏休み前の6月まで」の勉強スケジュールからご紹介していきます!
この期間でやらなければいけないことは、
「薬剤師国家試験の過去問(6年制課程)を10年分入手して、この過去問を解いて苦手な分野を洗い出すこと」
です。
筆者の大学では新学期が始まった4月のタイミングで5年分の過去問が
配布されましたよ♪
過去問が配布されるかはもちろん大学によっても違ってくるから
注意が必要にゃね!
もし余裕があれば、4年制だった頃の過去問もあわせて入手しておくと勉強の参考になります。こちらは可能であればでいいと思います。
過去問10年分の入手方法としては、
- 先輩から譲ってもらう
- ヤフオクやメルカリなどネットから入手する
- 薬ゼミなど大手予備校の販売ページから購入する
といった方法があります。
筆者は所属している研究室で、卒業した先輩が過去問を置いていってくれたのでありがたくそれを利用させてもらっていましたよ!
それはラッキーだにゃ~
過去問は必ず10年分入手しておいて下さいね!
さて、ここからは過去問演習に取り組んでいきます。
過去問に取り組む順番はどの年のものから始めても特に問題はないのですが、
個人的には直近の新しい年のものから手を付けていくのがオススメだと思います。
こうすることで薬剤師国家試験問題のより最近の傾向を把握することにも繋がりますよ!
あとは、とにかく片っ端から過去問を解いていきましょう!
筆者の場合は一度間違えた問題には後で見返したときにも分かるようにチェックマークをつけておきました!
最初に過去問を解き始める一番の理由は、
「自分のできなかった問題から苦手な分野を発見したり、国家試験の出題傾向を掴むため」
なんです。
なので、過去問を解いていきできなかった問題をこの期間に徹底的に洗い出していきましょう!
7月(夏休み中)~9月までの勉強法
続いて、「夏休みに入った7月~9月まで」の勉強スケジュールについてご紹介していきます!
この期間でやらなければいけないことは、
「薬剤師国家試験の過去問をミスなく解けるようにすること」
です。
過去問を最低でも95%以上解けるようになることを目指してみて下さい!
過去問の徹底的な演習を行っていくわけですね!
筆者もこの期間に過去問を確実に解けるようにしておいたことで、
その後の問題演習がかなり楽になったんですよね~!
しかも、薬剤師国家試験の本番でも過去問とそっくりな問題が出題されたので、その問題は確実に解けたことで自信にもつながりました!
へぇ~!過去問の問題ってもう今後は出題されない思ったけど、
意外と似たような問題が出たりすることもあるんだにゃ~!
過去問は出ないと思われてますが、実際は案外類似問題が出たりするん
ですよね!
過去問演習を徹底的に繰り返してまずは過去問マスターを目指して
みましょう♪
過去に出題された問題は出ないと思われてますが、実際は案外類似問題が出たりします!
過去問演習を徹底的に繰り返して、まずは過去問マスターを目指してみましょう♪
この時期にやってはいけない勉強法
ここで、筆者の体験談をもとに薬剤師国家試験でやってはいけない勉強法について2つ
ご紹介していきます!
1.国家試験の過去問を後回しにする
国家試験の過去問難しすぎるにゃ~!
とりあえず過去問は後まわしで薬〇ミの問題集解くにゃ!!
それちょっと待って!
薬剤師国家試験の過去問を後回しにしてしまうの実は
とっても危険なんです!!
先述の通り、薬剤師国家試験では過去問と似た問題が出題されることがあります。
さらに、よく出題される領域や押さえるべきポイントも過去問を解いていくなかで
知ることができます!
例えば、薬理学の試験では対象薬がどの受容体に働くのか、そしてその受容体を刺激するのか遮断するのかといった問題は必ず出題されます。
ここで押さえるべき部分は「薬剤名」と作用する「受容体名」、そして「刺激」するのかあるいは、「遮断」するのかになります。
ただでさえ覚えることが多い薬剤師国家試験。
闇雲に覚えていては暗記量が増える一方でとても非効率です。
筆者自身、はじめのうちは薬剤師国家試験の問題集を第1章から順番に解いていくという
非効率な勉強をしてしまいました^^;
結局どの部分が重要なのか分からないため結果的に暗記量も多くなってしまい、頭がパンクしそうになったのは今でも忘れられません笑
「問題集を一周するのに1ヶ月もかかった!」なんてこともあり勉強が全く捗りませんでした。
当然、模試の成績も散々たるもので目も当てられませんでしたね^^;
最初のうちは問題が解けなくて当たり前!
国家試験の出題傾向と頻出部位を把握することこそが
この時期の最重要課題なんです!
重要な部分から優先順位をつけて勉強していくと
効率よく覚えることが出来ますよ♪
2.まとめノートを作る
重要な部分はなんとなく分かったにゃ~!
さっそく暗記ノート作ろうかにゃ。
色ペン使ってキレイにまとめてっと…。
ちょ~っと待った~!国家試験の勉強でノートまとめはNG!
範囲が広いから内容をまとめ終わる頃には夏休み終わっちゃうかもよ!
当時、筆者が先輩から一番やってはいけないとアドバイスされたのが
「まとめノートを作ること」
でした。
定期試験前になると試験範囲のまとめノートを作る薬学部生ってけっこう多いんですよね。
もちろんまとめノートには要点を素早く見直せるというメリットもあります。
ですが、薬剤師国家試験の勉強においてはむしろデメリットの方が多いように思います。
- まとめノートの作成に時間と労力がかかりすぎる
- 単にまとめただけでは頭に定着しない
といった具合にタイムパフォーマンスが悪いんですよね。
貴重な1年間を無駄にしないためにも、最大限「理解」と「定着」のために時間を使ってください!
筆者のオススメは、薬剤師国家試験対策参考書に直接書き込んでいくことです。
具体的には授業や模擬試験の中で得られた+αの情報や気付きを書き込んでいきます。
これをやることで後から復習もしやすくなりますし、何より無駄な時間や労力を大幅に短縮することができますよ♪
薬剤師国家試験でやってよかったオススメ勉強法
最後に、6月~9月の時期に筆者がやってよかったと思った勉強法をご紹介します。
それは、『仲間同士でお互いに勉強を教え合う』というものです!
試験勉強となると1人でひたすら黙々とやるイメージが強いですよね。
確かにそういう側面ももちろん大きいです。
ですが、この「仲間同士で互いに勉強を教え合う」というのは、記憶の定着率を上げる上で非常に効果的な勉強法なんです。
なぜ、この勉強法が効果的なのかというと
「自分が理解できていることしか相手に教えることができない」
からです。
「相手に教えることができない部分」はまだまだ理解不足ということです。
つまり、その部分をとにかく重点的に勉強していき、苦手分野を潰していくことで
短期間で効率よく成績を上げることができるわけですね!
薬学生のみなさんもこの勉強法をぜひ取り入れてみることをオススメしますよ(*^^*)
まとめ
薬剤師国家試験でゼロから合格を勝ち取るための勉強法【前編】をご紹介しました。
思い返してみれば、大学6年生当時の筆者は「今の自分の勉強法が本当に正しいのか」、「国家試験に合格できるのか」などなど、不安をいっぱい抱えていました。
それでも自分を信じてしっかりと勉強を続ければ必ず合格を手にすることができます。
ですから、今同じように不安を抱えている薬学部生さんの参考になれば幸いです!
10月~2月直前期の薬剤師国家試験の勉強法についても解説していますよ♪
『薬剤師国家試験でゼロから1年で合格を勝ち取るための勉強法【後半スケジュール編】』はこちら!
最後まで読んで頂きありがとうございました!それではまた!