こんにちは!
日々患者さんと向き合っている現役薬剤師のたくみです!(^o^)/
病院で丸6年勤務し、現在は保険調剤薬局で働いています。
このブログではそんな現役薬剤師たくみが薬学生や薬学部を目指す中高生に向けて有益な情報を発信しています!
「筆者ってどんな薬剤師なの?」と気になる方はぜひこちらの詳しいプロフィールを覗いてみて下さいね♪
それでは、本題に移っていきますね!
あっという間に夏休みが終わってしまったにゃ( ゚Д゚)
国家試験まで半年もないし焦ってきたにゃ~!
夏が終わると焦りが出てくるよね。
僕も当時はかなり焦ってたな~^^;
不安もいっぱいだよね。
『ゼロから1年で合格を勝ち取るための勉強法【前半スケジュール編】』では、
4~9月の期間に国家試験の過去問から出題傾向と自分の苦手分野を洗い出す勉強法をご紹介しました。
この時期の勉強法は、国家試験合格に必要な基礎学力をつけることが目的でした。
それではいよいよ後半戦!
『ゼロから薬剤師国家試験に合格するための勉強法【後半スケジュール編】』
です。
国家試験合格に必要な応用力を身に付ける勉強法をご紹介していきます!
ゼロから合格を勝ち取るためのスケジュールは?
筆者の体験談をもとに薬剤師国家試験にゼロから合格を勝ち取るためのスケジュール例をまとめていきます!
この記事では10月~2月の本番直前までの後半スケジュールをご紹介します。
10月~12月(冬休み前)の勉強法
まずは、「10月~冬休み前の12月まで」の勉強スケジュールからご紹介します。
この期間にやらなければならないことは、
「卒業試験と予備校の模擬試験の過去問を解くこと」
です。
薬学部の卒業試験は大学によってそれぞれ評価形式が変わってきたりします。
例えば、
- 模擬試験過去3回分の得点数
- 大学側が作成したオリジナル予想問題の得点数
といった具合ですね!
ですが、大学ごとに形式は違えど「国家試験の傾向を押さえた予想問題が出題される」
のは共通しているように思います。
なので、卒業試験や予備校の模擬試験の過去問を解くのは新しい知識を身につけたり、応用力を鍛えるにはもってこいなんです!
また、それと同時にその時点での自分の実力や苦手分野の把握にもピッタリですよ!
過去問を解くのって良いことばっかりにゃね~♪
過去問の入手方法としては、
- 大学側から配布される
- 先輩から譲ってもらう
- ヤフオクやメルカリなどネットから模擬試験の過去問を入手する
- 薬ゼミなど大手予備校の販売ページから模擬試験の過去問を購入する
といった方法があります。
筆者の大学はオリジナル形式の卒業試験だったので、夏休み明けには大学側から卒業試験の過去問5年分が配られていました。
卒業試験は、いわばプレ国家試験みたいなものなんだ。
大学ごとに形式は違うけど、国家試験を見据えているのは一緒だよ。
だから卒業試験を突破できれば国家試験合格も射程圏内ということだね♪
国家試験前に自信もつくにゃね~♪
1月(冬休み中)の勉強法
続いて、「冬休み中の1月」の勉強スケジュールについてご紹介していきます!
この期間にやらなければならないことは、
- 「卒業試験や模擬試験の過去問をミスなく解けるようにすること」
- 「これまでに自分が受けてきた模擬試験の問題をミスなく解けるようにすること」
です。
国家試験の過去問と同様に、最低でも95%以上解けることを目標にしてください!
卒業試験や模擬試験の出題者は、直近の国家試験の出題傾向をよく分析しているなと感じます。
その証拠に、卒業試験や模擬試験に出題されたのと類似した問題が同じ年の国家試験に出題されたなんてことが意外とあったりします!
国家試験を熟知したプロが出題しているので
予想が的中しちゃうこともあるんだ。(笑)
へぇー!!
これは確実に解けるようにするしかないにゃ!
余裕があれば、国家試験本番を想定して時間を計りながら過去問や模擬試験の問題を解いてみよう!
ペース配分を掴めるから国家試験当日もあわてず冷静に問題を解けるはずだよ♪
2月(直前期)の勉強法
最後に、「国家試験直前の2月」の勉強スケジュールについてご紹介します。
この期間にやるべきことは、
「自分の苦手分野と頻出問題の総復習」
です。
卒業試験には無事合格したけど
やっぱり国家試験本番を前に不安は残るにゃ~!
国試直前は何を勉強すればいいにゃか?
国家試験直前になると「どこかやり残した部分はないかな」と不安になりますよね。
筆者も本番直前に不安でいっぱいになったのを覚えています。
限られた最後の時間を最大限有効活用するためにも、
- 頻出問題を確実に解けるようする
- 苦手分野の問題を見直す
この2点を重点的に勉強するようにしてください。
確実に点数を稼ぐためにも、頻出問題は必ず正解できるようにしておこう!
苦手分野で足を引っ張られないためにも、普段から間違えやすい問題は
しっかりと復習しておこうね!
この時期にやってはいけない勉強法
ここで、筆者の体験談をもとに薬剤師国家試験でやってはいけない勉強法について2つ
ご紹介していきます!
1.模擬試験の復習をしないこと
模擬試験すごく難しかったにゃ~!
結果も散々だったけど、気にせず国家試験対策の問題集で勉強するにゃ~
ちょっと待って!
模擬試験の復習はしっかりしないとダメだよ!
間違えた問題を徹底的に復習していこう!
模擬試験を受けっぱなしにしているのは非常にもったいないです。
なぜ問題の解答を間違えたのか、一度冷静になってしっかりと見直してみましょう!
自分の理解できていない部分を洗い出していくのに効果的なんです!
筆者の場合は、物理化学が苦手で何度か同じような問題をミスしていたことがありました^^;
ですが、模試で間違えた問題は必ず復習して解けるようにしたことで、
本番の国家試験では苦手分野の類似問題が出題されても確実に解くことができました!
分からなかった問題をそのままにするのは本当にもったいない…!
理解できるまで復習すれば苦手分野を得点源にすることだってできるんだよ。
となると復習しない手はないにゃ~!
さっそく解答集みながら模擬試験の復習するにゃ!!
2.新しい教材に手をつけること
国家試験対策の問題集も過去問も10周はしたにゃ♪
そろそろ新しい教材でもやってみるかにゃ~
この期間に新しい教材に手を出すのは危険だよ!
卒業試験や国家試験の直前期にやってはいけないのが
「新しい問題集に手をつけること」
です。
新しい問題に触れること自体はもちろん悪いことではありませんが、
「分からない問題にぶつかってかえって不安が強まった…」
なんてことにもなりかねません。
1年間を通して考えてみても、なるべく同じ教材を繰り返した方が良いと筆者は考えています。
その理由は、理解が不十分な状態でたくさんの問題を解いても結局実力がつかないからです。
「あれ、この問題見たことあるけどどうやって解くんだっけにゃ?」
試験中にこんな場面を経験したことはありませんか?
筆者は夏休み前後の模擬試験中によく経験しました。^^;
みなさんも学校の定期試験とかできっとこんな経験があったのではないでしょうか。
たくさんの問題に触れるよりも、まずひとつひとつの問題を繰り返し解いて理解を深めていくようにしてください。
そうすれば類似問題が出題されたときにも素早く解答できるようになりますよ!
薬剤師国家試験でやってよかったオススメ勉強法
最後に、10月~2月の時期に筆者がやってよかったと感じた勉強法をご紹介します。
それは、『バッテンノートを作って復習する』というものです!
バッテンノートって何にゃ!?
まとめノートは作っちゃいけないんじゃなかったかにゃ?
バッテンノートは自分が間違えた問題だけを記録していくんだ。
問題文や解答はコピーしてノートに貼り付けるだけ!
あとは自分の間違えた解答と、なぜその問題を間違えてしまったのかを書き込むだけでいいんだ♪
「バッテンノート」は「過去問やテキストのなかで間違えてしまった問題だけを記録していく」、いわば自分の弱点だけがまとまった効率よく復習できるノートなんです。
バッテンノート構成と作り方をお伝えしますね!
- STEP1「A4のノート」を用意します。
- ノートは必ず見開きの状態で使用していきます。
見開き全体を上下左右に4分割するイメージで使用します。
- STEP2 左側上部には「自分が間違えた問題」を貼ります。
- 試験問題の該当部分をコピーしてそのままのりなどを使用して貼ります。
- STEP3 左側下部には自分が間違えた問題に対して自分がどう解答したのかを記入します。
- 自分が間違えてしまった解答をそのまま写していきます。
- STEP4 右側上部にはその問題の模範解答を記入、あるいはコピーして貼ります。
- 試験問題の模範解答を書き込んでいきます。解答部分をコピーして貼っても構いません。
- STEP5 右側下部にはなぜその問題を間違えてしまったのか原因を考察して記入します。
- ここが一番大切なポイントです!!
その問題を違えた理由や原因を徹底的に分析して、その内容とどうすれば改善できるのかを記入します。
・そもそも知識が足りなかったから?
・解答の鍵となる理論を理解できていなかったから?
・知識はあったが忘れてしまっていたから?
・知識をその問題で使うことに気付けなかったから?
といった視点で具体的に理由を分析することが非常に大切です。
これで無事にバッテンノートが完成です!
あとはこの自分だけのノートをフル活用して苦手分野を確実に潰していきましょう♪
参考に、筆者が実際に作成したバッテンノートの内容を一部ご紹介します。↓↓
ひとつアドバイスとしては、模範解答に関連したプラスαの情報を自分で調べてメモしておくとより知識の幅を広げることができますよ!
上の問題を例にすると、
- 間質性肺炎以外でLK-6が上昇する疾患には気管支炎と肺炎がある
- 聴診器所見の特徴(間質性肺炎は捻髪音、肺炎・気管支炎では水泡音)
- ステロイドパルス療法以外の間質性肺炎の治療法
などがプラスαの情報となります。
こういった情報を書き込むことで知識の幅が広がり、より応用力を高めることができるんですよね。
実際にこういうプラスαの情報は試験教材には載っていないことも多く、各疾患のガイドラインや専門書を使って自分で調べないと知識をものにできないように思います。
ポイントとなる部分だけで良いので試験問題に関連した内容を調べてみるクセを付けるのもオススメですよ!
まとめ
薬剤師国家試験でゼロから合格を勝ち取るための勉強法【後半スケジュール編】をご紹介しました。
4月~9月の記事の薬剤師国家試験の勉強法についても解説していますよ♪
『薬剤師国家試験でゼロから1年で合格を勝ち取るための勉強法【前半スケジュール編】』はこちら!
最後まで読んで頂きありがとうございました!それではまた!