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薬剤師になってわかった薬学生のうちにやっておいたほうがいい・やらずに後悔したバイト3選!!

こんにちは!
日々患者さんと向き合っている現役薬剤師のたくみです♪

病院で丸6年勤務し、現在は保険調剤薬局で働いています。
このブログではそんな現役薬剤師たくみが薬学生や薬学部を目指す中高生に向けて有益な情報を発信しています!

「筆者ってどんな薬剤師なの?」と気になる方はぜひこちらの詳しいプロフィールを覗いてみて下さいね♪

それでは、本題に移っていきましょう~!

さて、大学生活の醍醐味のひとつにアルバイトがあります。
頑張って稼いだお金で好きなものを買ったり、みんなで美味しいものを食べたりと楽しみも増えますよね!

薬学生のみなさんもバイトをしている人が多いんじゃないでしょうか。

特に私立大学の薬学部は学費も他の理系学部に比べて高く、学費や生活費の足しにしたいからとバイトをしている人もいるでしょう。

でも目的は何であれ、薬剤師になったときに少しでも役に立つようなバイトをしておくと
一石二鳥なんですよね!

今回は現役薬剤師の立場から、筆者が薬剤師になってから気付いた

  • 薬学生のうちにやっておいたほうがいいバイト
  • 薬学生のうちにやらずに後悔したバイト

について、将来薬剤師に必要となるスキルを見据えた上で厳選してみました♪

それではさっそく見ていきましょう!

実際になってみてわかった薬剤師に必要なスキルは?

まずは、筆者が薬剤師になってわかった「薬剤師が現場で必要になるスキル」をお伝えしていきます!

1.難しいことを分かりやすく伝える「説明力」

薬剤師の大切な仕事のひとつに「服薬指導」があります。
服薬指導は患者さんに適切な薬物療法を提供するために薬の服薬方法や副作用などを説明することです。

薬剤師にはこの服薬指導のスキルつまり患者さんに「薬の飲み方」や「薬がどのように効果を発揮するのか」など薬についてわかりやすく伝える能力が必要不可欠。

この部分を上手に伝えられないと、患者さんは薬の飲み方を間違えてしまったり、場合によっては薬に対する不安感から薬を飲んでくれないこともあります。

患者にゃんこ

お薬は嫌いだにゃ~
なんでこの薬を飲まないといけないのかわからないにゃー!

薬剤師たくみ

こういったことは現場で実際にあることなんですよ。

2.患者さんや医療従事者と円滑にやり取りできる「コミュニケーション力」

薬剤師なると患者さんや周りの医療従事者やその他スタッフとのコミュニケーションが欠かせません。

病院だと日勤⇔夜勤の情報の引き継ぎがあったり、チーム医療での多職種とのやり取りがあったりとほとんどの場面でコミュニケーションを取る必要が出てくるわけです。

それだけでなく、患者さんからも多くの問い合わせが来ます。

「この薬を飲んだら身体がかゆくなってしまったがどうしたらいいか?」

といった対処法から

「渡された薬の中に必要な薬が入っていなかった」といったトラブルに関することまで様々な連絡が来たりします。

学生にゃんこ

なるほどにゃ!
患者さんからいろいろな問い合わせが来たりするんだにゃ~

そういった際にもスムーズにコミュニケーションを取り解決しなければならなかったり、
スタッフと情報を共有したりしなければなりません。

薬剤師はコミュニケーションスキルを日々磨いていかなければならないわけですね!

3.他店舗応援時など環境変化にも対応できる「環境適応力」

薬剤師として薬局で働くようになるとよくあるのが近隣の「他店舗応援」。

特に地域密着型で数店舗以上ある薬局では、頻繁に他店舗に手伝いに行かないといけない、なんてことがあったりします。

薬剤師たくみ

「明日はここの店舗にヘルプに行ってほしい」と突然言われることも
あったりするんですよ。
(あまり手伝いには行きたくないのが本音なのですが…笑)

学生にゃんこ

えっ!そんなこともあるのかにゃ!
やっぱり薬剤師になるのはやめてにゃんこは寝てるのが一番だにゃ~

薬剤師たくみ

こらこら!急にネコのフリしないっ!笑

手伝いに行く先が行き慣れている店舗であればいいのですが、明日手伝いに行かなければならない店舗がこれまで全く行ったことがない店舗ということも。

そんな薬剤師に必要になる能力が「環境適応力」です。

行ったことのない店舗では、働いているスタッフや患者さんの顔ぶれも全く変わってきてしまうわけです。

場合によっては分包機など調剤機器も異なっていたりと、普段とは全く違う環境で仕事をしなければなりません。

環境が全く変わってもスタッフや患者さんとうまく付き合っていく環境適スキルが必要になってくるわけですね。

薬学生のうちにやっておいた方がいいバイト・やらずに後悔したバイトは?

それではさっそく「薬学生のうちにやっておいた方がいいバイト」「やらずに後悔したバイト」をご紹介していきます!

塾講師・家庭教師

塾講師や家庭教師のバイトは将来薬剤師を目指す薬学生にはピッタリなバイトです!

塾講師や家庭教師では将来薬剤師になってから求められる「説明力」を鍛えることができますし、実際に教育系のバイトは薬学部の学生にはとても人気のバイトのひとつになっています。

相手は勉強が苦手で分からないと悩んでいる小中高生。
難しいことをそのまま難しく伝えることは実はそれほど大変なことではありません。

しかし、塾や家庭教師の仕事では勉強が苦手な学生相手に

「難しいことをいかに分かりやすく、簡潔に伝えることができるか」

といった能力が問われます。

この能力は、薬剤師になってから患者さんに薬の効き方など作用機序を分かりやすく伝えたりする場面では非常に役に立つスキルなんです。

このスキルは実際にどんな場面で必要なの?

薬学生なら知っている人もいるかもしれませんが、例えば降圧剤の代表薬で「アムロジピン」という名前の薬があります。

このアムロジピンの作用機序は、

「細胞膜の電位依存性カルシウムチャネルに選択的に結合し、細胞内へのCa2+の流入を減少させて冠血管や末梢血管の平滑筋を弛緩させる」

となります。

もし、患者さんから「このアムロジピンという薬ははどういった効き方をするの?」と訊かれて、上記のような回答をするのは薬剤師としてナンセンスなわけです。

患者にゃんこ

ちょっと何言ってるか分からないにゃ…
(サ◯ドイッチマン風)

薬剤師たくみ

この伝え方だと患者さんにとっては難しいので
全く伝わらない可能性が高いです…

では、どのように回答すればいいでしょうか?

一例にはなりますが、

「血圧を上げる原因となっている血管や心臓の筋肉を収縮させるのに関わっている物質を抑えて血管を拡げることで、血圧を下げる働きがあります」

のように回答すれば伝わりやすくなります。

さらに言えば、

「この薬は血管を拡げることで血圧を下げる働きがあります」

といった伝え方でもいいでしょう。

このように塾講師や家庭教師では薬剤師に必要な難しいことを分かりやすく伝える
「説明力」を鍛えるのにもってこいのバイトなんですよ!

実際に筆者には学生時代の丸6年間ずっと塾講師と家庭教師のアルバイトをしていた経験があります。

このバイトで培った「説明力」は薬剤師になった今でも大いに役立っています♪

調剤薬局やドラッグストアの事務

将来薬剤師になるならオススメなのは調剤薬局やドラッグストアの「事務」です。

この環境で磨くことができる代表的なスキルはずばり「コミュニケーション力」です。

学生にゃんこ

でもコミュニケーション力って他のバイトでも
磨くことができるんじゃないかにゃ?

薬剤師たくみ

確かにそうかも知れないね!
でも調剤薬局やドラッグストアでバイトすることで
実際の環境で実践経験を積むことができるよ!

今後働くことになるかもしれない調剤薬局やドラッグストアで学生のうちにバイトすることで、そうでない学生に比べてより実際に近い環境で実践経験を積むことができます。

また、言わずもがな将来の薬剤師として勤務するのに一番近い環境でバイトすることができます。
なによりも実際に働いている薬剤師と直接関わって仕事をすることができるのは最大のメリットにもなりますね!

このスキルは実際にどんな場面で必要なの?

調剤薬局やドラッグストアでバイトすると薬剤師や事務スタッフはもちろん、患者さんとコミュニケーションを取る必要性が出てきます。

患者さんとのコミュニケーションの例として、

  • 処方せんや保険証を預かる
  • お薬のアンケートを依頼する
  • 会計作業を行う

といったものが挙げられます。

ひとつひとつ丁寧なやり取りを行うことで患者さんにも安心感を与えることにも
繋がります。

薬剤師たくみ

筆者は残念ながら薬学生時代に薬局でバイトしたことはなかったのですが、
今思えばやっておけばとても役に立っていただろうな~と少しだけ後悔しています…

学生にゃんこ

今薬学生のみんなはぜひやっとくといいにゃね!

筆者がもし学生に戻ることができたら、絶対やっていたバイトですね~!

イベント手伝いや事務作業など単発派遣型のバイト

大学生の中には、例えばイベント手伝いや事務作業などに関わる「単発派遣型のバイト」をやっている人もいると思います。

こういった「単発派遣型のバイト」を薬学生のうちにやっておくのも薬剤師になってから
非常に役に立つと考えています。

単発派遣型のバイトではその時々で仕事先や仕事内容が変わってきます。

そのため「環境適応力」「臨機応変さ」が必要不可欠です。

学生のうちからこのようなスキルをバイトという実践経験を通して身に付けていくことで
その経験が薬剤師になってからも必ず活きてきます
よ!

このスキルは実際にどんな場面で必要なの?

この環境適応力は「他店舗応援時」はもちろん「派遣薬剤師」として活躍したいという場面でも役立ちます!

派遣薬剤師では1日(単発)から長ければ1年ほどの期間、薬剤師として薬局やドラッグストア(たまに病院)に派遣されその店舗で働く勤務スタイルを取ることが一般的です。

派遣期間によっては主に数週間~数ヶ月ごとに場所も会社も違う派遣先に出向きます。

学生にゃんこ

そんな働き方もあるにゃね~!

会社が違えば細かなルールも違いますし、スタッフや環境がガラッと変わってきます。

早いうちに「環境適応力」を身に着けておくことで、派遣先での活躍も期待できますよ!

将来、派遣薬剤師として活躍したい人は特にこのスキルを身に着けておいて損はありませんね!

まとめ

それでは最後のまとめになります!

実際になってみてわかった薬剤師に必要なスキル

  • 難しいことを分かりやすく伝える「説明力」
  • 患者さんや医療重視者と円滑にやり取りできる「コミュニケーション力」
  • 他店舗応援時など環境変化にも対応できる「環境適応力」

薬学生のうちにやっておいた方がいいバイト・やらずに後悔したバイト

  • 塾講師・家庭教師
  • 調剤薬局やドラッグストアの事務
  • イベント手伝いや事務作業など単発派遣型のバイト

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

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